大きな凛々珂の出来るまで・2 


1

前回で、一応のカスタムは終了した凛々珂でしたが、やはりあちこちのアラが気になって仕方なかったので、リテイクする事にしました。
昆虫顔だったものを、もう少し人間っぽく近付けるのが、今回の目標です。
凹凸が乏しい顔だったので、目頭のあたりを深く彫り込み、眉間のあたりにパテを盛り、まろみのある横顔のラインを作ろうと思っています。
頬もだらりと伸びていたので、下の方を少し削り、頬の高さを出そうと思います。

目の周りの形も、随分大雑把だったので、目袋のあたりを作りおこし、二重のラインも、切り込みが入っているだけに近い今の状況から、もう少し自然な形に近付けたいと目論んでいます。
画像では、青い部分が今回新たに盛った所。ピンクの部分が、これから削る予定の所です。
旧8番は顎の奥行きがとても短いです。デフォのままなら、その小さな顎も可愛いのですが、凛々珂は面長カスタムした事により、結構見た目大頭(汗)になっているので、この小さな顎ではちょっとバランス悪くなってしまいました。
なので、ここにもパテ盛って顎の奥行き水増し。
首の穴にパテ盛る事で、首の稼働率は格段に悪くなりますが、後々首の穴も後ろにずらす予定なので、ここではとりあえず埋めてしまいます。


2

削り始めました。
1で削る予定とした、ピンクの部分を重点的に削った結果です。
とりあえず、比較が出来た方が面白いかなと思ったので、正面顔の向かって左のみ削っていってます。
ここで使っているのは、320番の耐水サンドペーパーをつけた電動歯ブラシです。
本当はも少し荒めのペーパーが良かったのですが、丁度切らしていてありませんでした。
パテの段階では、結構荒めのペーパーで削っても大丈夫です。大抵サフが隠してくれるので…(多分)
画像では、光の当たり方が同じではないので、ちょっと違いが分かりにくいかもしれませんが、右の画像の輪郭の方が若干起伏を出しています。少し表情も出て来た…かな…?
まだ更に削り込みたい所があるのですが、そこはもう歯ブラシでは届かない細かい部分なので、リューターと手作業になります。


3

リューターで細部の削りをする前に、今まで削ってなかった顔の右側も、左と同じように削って整えました。
そこまで削り終わって、若干気になったのが、横から見た時に、額がやや平坦だった事と、鼻筋に自然な起伏が無かった事。
なので、折角綺麗に削りならしたのですが、急きょ、またパテを追加する事にしました。
額には冷えピタのように、薄く大きくパテを伸ばしています。
今までは眉間あたりだけだったのですが、今回は額の上の方まで。

鼻は、人間で言えば、鼻の付け根の骨のあたりに、パテを少し盛って、そのまま頬骨のあたりまで伸ばしました。
今は二重のボリュームを少し落とそうかどうしようか考えている所。
人間ならばあり得ない二重の形なのですが、入るアイもピュアピンクと普通の色ではないし、睫もバサバサ。それを考えると、ちょっとやり過ぎなくらいでも、バランスは取れそうなのですが…。
画像では左右のアイホールの大きさが結構違って見えます。
実際はこれほどの違いはないのですが、こうして画像で確認すると、修正の目安になったりもするので便利です。


4

一度サフを噴いた後、大きなデコボコのある所を、ざっとヤスりました。
サフ部分と削った部分が分りやすいように、この画像はコントラストを少し上げぎみにしてあります。
まだサフは一度だけしか噴いていないので、削っていない所でも、うっすらパテの色が透けて見えています。

削りには、相変わらず電動歯ブラシ愛用です。
サンドペーパーは耐水性を使って、ヤスっては洗面器に張った水でヤスリかすを落とし、をくり返しているのですが、この時、主に使っていたのは400番。

でも、耐水性は水を使う事で、研摩が滑らかになるのか、普通のサンドペーパーと同じ番号のものでも、ヤスリ跡が細かい気がします。
耐水性を使うなら、作業的にこの時点では、240番あたりに落とした方が効率はいいのかもしれません。


5

細かい所はサフで埋まってしまうので、形の掘り出し作業なんかも随時やっていきます。
ここでは唇の合わせ目を彫っています。
向かって左が掘り出した方、向かって右はまだ手をつけてない方です。掘り出し使用工具(?)はマチ針。

鼻の形が結構いいかげんですね…唇なんかはまだいいんですが、こういう凹凸のある細かい所は、やり難くて時間を取られます。
(そして失敗する率も高い…)


6

目立つデコボコが大体無くなった時点で、二度めのサフ噴き。
サフは、私はワイヤーを「レ」のような形に曲げたものに、ヘッドを引っ掛けて噴いています。
均一になるように、なおかつ全体が塗れ光る程度(後頭部はあまり人に見せる部分ではないのでここでは正面と横のみ噴いてます)にサフが噴けたら、しばらくこのまま自然乾燥。
20分ほどで大体は乾いて来るのですが、入り組んだ形の所は、まだ乾ききらず、柔らかくなっている場合が多いので注意です。

オデコにパテ増量したので、額のラインが丸くなりました。


7

睫と眉の下描きを始めました。
サフ肌の場合、アクリル絵の具のノリはキャスト肌に比べると顕著に悪いです。
キャスト肌がふんわり綺麗な感じにボケてくれるのに対し、結構ガサついたノリになりがちです。
そして、消そうと思っても、キャスト肌のように容易には消えてくれないという…(T-T)
イッパツ描きで線が決められるならば、アクリルよりもMr.カラーの方が綺麗にいくかもしれませんね…(やった事ありませんが)
でも、何度も描いたり消したりすると、サフ肌を溶かしてしまう恐れ有り有りなので、Mr.カラーを扱う場合には注意です。
サフ肌メイクはまだまだ研究中です。

ここでは下睫は赤寄りの茶色、眉は黄色寄りの茶色にしています。
睫を赤寄りの色にしたのは、凛々珂のアイがピンクなので、馴染みがいいかと。
耳にも白サフを噴いたので、先の方が白くなってます。ボロタオルに耳が出る程度の穴を空けて、白サフ噴きました。
白サフは肌サフよりも粘度が低いようで、肌サフと同じつもりで噴いてしまうと液ダレしがちです。
何度かに分けて噴いた方が綺麗に乗るようです。


8

余談ですが、今回はちょっとテストを兼ねて、メイク前のつや消しを普段より多めに噴いてみました。
普段は、さっと霧の中を潜らせる程度だったのですが、キャスト肌に比べ、パステルもムラになり易いサフ肌には、いっそ万遍なくしっかり噴いた方が乗るんではないかと思ったので…
結果、パステルは比較的ムラ無く乗りました。
でも、ここで最初の失敗が。
つや消しが乾くまでの間に、ちっちゃいホコリが顔表面に付着しちゃってました。
ホコリは乾いてから軽く擦れば取れるのですが、今回しっかりつや消し噴いてたせいで、下地のサフも柔らかくなっていたのに気付きませんでした。

ホコリ取ろうとして、サフ肌抉ってしまいましたよ、思いきり…!!
←しかも丁度目の所です。(顳部分もちょっと抉れましたが、こっちはウィッグで隠れそうな所だったので、見ない事にしました)
それから完全に乾くのを待って、ヤスリとメラミンスポンジでコシコシ…
結構ヤスったのですが、抉れた部分が結構広範囲で、しかも深かったので、完全に綺麗にはなりませんでした。

もう今回はこれであきらめて、メイクする事にしました…


9

メイク過程でどうにか誤魔化せないもんかと思って、アレコレやってましたが、やっぱりパステル斑になるわで、結構目立っちゃいました…。

そして、そっちに気をとられていた間に、眉がちょっと想定と違っていた形になっていたのに、ここで漸く気付く…

もうやり直す気力も無いので、とりあえず最後まで進めます。

アイラインと唇にグロスを入れました。

これでメイク部分はひとまずの終了です。


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